手術当日。6時起床。
やっぱり緊張する。

10時オペ開始なので、
それまで心の準備。
折れた鎖骨を整えてもらって、
早く痛みをとってもらって、
術後はラウンジでゆっくり本を読もう!
なんて、高を括った気持ちと
手術後の不安な気持ちが交錯していた。

9時頃家族がきた。
やっぱりホッとする。
一人でいる時のピリピリ感が和らいだ。

9:50。家族に見送らせて、手術に向かう。 
待合室で説明をうけ、オペ室につながる広い廊下に入る。とても無機質な空間が広がっている。ここは病院だもの、当たり前か。

オペ室の前に着いた。
重厚な扉にナンバーが書いてある。その扉が開き奥に進むと、手術台があった。
テレビの中の世界にいるみたい。

手術台に横になり、酸素マスク、手首の外側に全身麻酔の点滴がつけられた。 

ああ、我はまな板の上の鯉、
もう、お任せするしかない。

麻酔科の先生の言葉ははっきり聞き取れた。

もうすぐ眠ってしまいますからね、
何も痛みは感じませんよ、
起きた時には、手術は終わってますからね、、

10・・9・・8・・7・・・・
・・・・・・・・・3・・・2・・1、

、、気づきましたか、、
、、手術は終わりましたよ、、

10秒もしないうち、僕は眠っていたと思う、
そして、2時間半の手術は僕の感覚では、
それも10秒ぐらいで終わっていた。

浦島太郎の気持ち、、。

ぼんやりした意識のまま、病室に運ばれた。