親父が亡くなる前、
もう最後だからと、子供を病院に連れていった時の話。

その日、病院の部屋に入って、
それまでずっと面倒見てくれていた長兄や俺の顔を見てもなんの反応もしなかった親父。
ボーっとしてるんです。
もう、俺らには気付きもしない、、
でも孫の顔をみたとたん、パッと目を見開いて、口を開けて孫に手を伸ばしたんです。とても印象的だった、、

あの瞬間、思ったんですよ。
親父がみているのは、俺の子供じゃないな、って。


ポーッとした意識の中で
親父が見ていたもの、感じていたもの、

それはおそらく
親父の人生が輝いていた頃
働き盛りで日々頑張っている自分、
その周りで無邪気にキャッキャっと
騒いでいる子供たち、
つまりその頃の俺や兄貴を見ていたんだじゃないかと思ったんです。

もし俺が天寿を全うする直前に
思い出す情景があるとしたら、
今の自分の生活のような気がする。
子供は可愛いし、妻も可愛いし(笑
仕事もやりがいがあって、
自分の周りの環境にも恵まれてるからね。

そりゃぁ、日々それなり大変ですわ、
子供の将来とか自分の老後とか
いろんな不安もあります、
でもね、
それを踏まえて、とにかく毎日が必死で
充実しているんです。

俺が逝く前、
ボーとした意識の中で感じている時間は、きっと今なんじゃないかなぁ。

だから、尚更しっかりと今を噛み締しめて生きていかないと、と思う。


麻央ちゃんのニュースでふと思いました。

麻央ちゃん、
お疲れ様でした。
合掌。