お客様にお詫びとお知らせ

日頃当店をご利用いただき誠にありがとうございます。
この度、当店人気メニューの“レバータタキ”“とりわさ”“とり刺し”のサービスを
止めることにいたしました。
先頃、保健所の方より、当店にて生肉のメニューを召し上がったお客様が体調を壊されたというご指摘を受けました。新鮮な鳥肉・豚肉・牛肉に繁殖しているカンピロバクターが原因とのことでした。体調を崩されたお客様におきましては、心よりお詫び申し上げます。

今後はお客さまの安心と安全を第一に考え、これまで以上に皆様に喜んでいただける様
本業の串焼き、そして他サービスに力を注ぎ、一層の努力をして参ります。変わらぬご支援の程、よろしくお願いいたします。

【カンピロバクターを取り巻く現状】
グルメブームの昨今は、テレビや雑誌等で“鮮度が売り”の肉の生食が取り上げられています。また九州地方など一部地域では鶏の生食が当たり前になっていて、その美味しさはご存知の方も多いと思います。
今回原因となったカンピロバクターは、新鮮な生肉であるほど多く繁殖し、また流通している鶏肉のほとんどに普通に付着している菌といわれてます。カンピロバクターは一般的に保菌している方も多く、それに対して多少の抵抗力も備わっており、これまであまり話題にならなかったということでありました。 私どもは経験的に、提供の際には湯煎殺菌や表面をあぶるという方法で殺菌処理をし、また抵抗力の少ないお年寄りやお子様そして体調のすぐれない方に対しては、ご遠慮いただく形で提供させていただいておりました。しかしながら、
 1.近年食生活の衛生環境が向上したことにより、昔と比較すると成人層においても
   カンピロバクターに対して全く抵抗力が無い若者が増え、そのような場合は
   健康状態がよくてもカンピロバクターによる体調不良を起こすことがあり、
 2.肉の表面殺菌だけでは、すべて殺菌できるわけではないとの事例がある
 3.今までは医者判断においても“お腹にくる風邪”程度の認識であったものが 近年の医療科学の発展により、カンピロバクターが原因によるともの判断できるようになってきた、
その結果カンピロバクターによる体調不良と結論づけられる事例が、ここ数年非常に増加傾向にある、と私共も最近の保健所主催飲食店向けの衛生講習会で聴講したところでした。生肉食における保健衛生の時代的な状況変化を認識し、当店におきましても、今後、生肉を食べたいというお客様の要望をとるか、万が一に備え時代に合わせた食の安全をとるか、判断しかねていたときの出来事でした。
当店において体調を崩された方は20代になりたての方でした。また、同様のものを召し上がった他お客様においては報告はありませんでした。

肉生食嗜好を煽るテレビ・雑誌等の演出、それに影響される一般の方々、その一方生肉提供の注意を呼びかける保健所、傍観する国と自治体、提供の判断に迷う我々店舗。
そして今回、万が一の事態に当店は落胆しているところです。
保健所としては国に立法化を進めているが、国の立場としては、その被害の影響は微々たるものであり、また一部地域では生食が当たり前になっているが故に食文化を守る見地から生食の禁止という立法は難しく、また手間が掛かるというところが本音らしいということを、保健所の方はおっしゃっておりました。
このような曖昧な現状の中、カンピロバクターの被害が増加しているという状況を皆様も認識していただければ幸いです。なお、しっかり火の通った鶏肉料理は、全く問題ありません。また、今後も引続き衛生管理面を徹底してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。


【常連のお客さまへ】
今回このような事態となり誠に申し訳ございません。
日頃当店にてとりわさ・とりさし等、生肉を召し上がってらしたお客様に置かれましては、
【常連のお客さまへ】
今回このような事態となり誠に申し訳ございません。
日頃当店にてとりわさ・とりさし等、生肉を召し上がってらしたお客様に置かれましては、今まで通り提供させていただいても何の問題もないでしょう。しかし、万が一お連れのお客様に今回と同様の被害をもたらした場合を考えると、当店としてもやり切れません。
このような状況におきましては、やはり生肉食メニューは控えざるを得ません。
ご理解の程、よろしくおねがいします。
今後は、尚一層皆様に喜ばれるサービス・メニュー開発をして行きますので、変わらぬご利用よろしくおねがいします。また一部お客様におかれましては励ましのお言葉を頂いております。本当にありがとうございます。

【同業者の方々へ】
日ごろ衛生講習会等参加なされている良識ある皆様にとって、当店の現状は他人事ではない状況ではないかと思います。
我々にとっても、いままで培った経験と技術をもってお客様に喜んでいただいたものが、時代と共に認識がずれ、さらにこのような事態に陥ったことは受け入れがたいものでした。
また今回レバーや砂肝といった内臓のものに比べると安全と思われているささみの生食が今回の原因と思われるということもショックでした。
生肉の提供は、法的に処罰対象ではないので、提供に関しては皆様の自己判断となってます。誠に勝手ながら今回私共の経験として皆様にお伝えしておきたいことは、万が一を考慮し、一元のお客様やお子様、団体のお客様の多い店舗様におかれましては、生肉の提供は差し控えた方がよろしいかもしれません。また、常連のお客様が多い店舗さまにおいては健康状態をしっかり確認し、お連れの方などいらっしゃる場合には生肉食の経験をお聞きの上、提供なされたほうが懸命かと思われます。いずれにしても生肉提供を法的に禁止するか、もしくは食べる側の自己責任という形であれば我々店舗としても迷いなく日々の業務に従事できるのです。しかしそうではないのが現状です。
日頃お世話になっている同業者の方々が、店舗に応じた最善の策をとることをお願いすると共に、私共と同じ轍を踏むこと無き様、願っております。


今回当店が受けた行政処分に関して異議申し立てをするつもりはありません。
店舗判断を迷いながら営業していた罰として受けとめます。

しかしながら被害の状況は増加傾向にありながらも、その可能性が今だ非常に低い故、飲食店舗での生食肉の対応を保健所の呼びかけのみで終わっている現状、それとは逆の生食嗜好、そして問題が起きたら店舗が責任を問われるという自治体および国のスタンスは歯がゆいところです。
今後保健所及び区には店舗としての意見を述べていきたいところです。


当店といたしましては、これを機にこれまでの業務を反省し、そして改善し、気持ちを新たにこれからに臨みたいと思います。そしてお客様に置かれましても、より楽しい時間を過ごすため体調管理を万全にして、飲食店をご利用していただきたく思います。

今後ともよろしくお願い申し上げます。


                    串焼き処ディズ 従業員一同